株式会社東洋アクアテック 様

「社内のコミュニケーションを活性化するため、またペーパーレス化を促進するため、フリーアドレスを導入しています。

離れた拠点でもだれがどこにいるのか一目でわかるので、らくーざは、とても便利です」

株式会社東洋アクアテック


水道経費削減や断水対策を地下水・工業用水の活用で実現する「株式会社東洋アクアテック(以下、東洋アクアテック )」。

同社では、情報セキュリティ基準への対応の一環としてオフィス環境の整備を進めるため、フリーアドレスを導入。

その座席抽選システムとして「らくーざ」を採用しました。経緯と効果について詳しく伺った。

【ご紹介】東洋アクアテックについて

「水に命を与える」をキャッチフレーズに、全国の病院・工場・ホテルなどに向け地下水・工業用水活用システム(水処理プラント)の導入や受水槽更新工事事業などを展開。

水処理プラント事業についてはシステムの提案から装置の設計・製造・メンテナンスまでをワンストップで対応できる点が、受水槽更新工事事業については資格所有者による無料診断を提供している点などが好評を博している。

創業30年目となる相模原本社をはじめ全国に10拠点を有しており、水処理プラントに限っても導入実績は380件以上。水処理にまつわるトータルコンサルタントとして、顧客の水道経費削減や災害対策を実現するシステムを提供している

■東洋アクアテックの地下水活用システム

利用状況 5拠点、約80ユーザーで「らくーざ」を利用

― 東洋アクアテックにおけるらくーざの利用状況について教えてください。

当社は、全国のお客様にシステムを提供するため、本社、支店、出張所、サテライトオフィスを国内11か所に展開しています。

神奈川県相模原市の本社およびサテライトオフィス、宮城県の仙台支店、愛知県の名古屋支店、大阪府の大阪支店の計5フロア、ユーザー数合計80人ほどで、座席の抽選および在席管理にらくーざを使用しています。

さらに、今、千葉県の千葉支店でも導入を検討しているところです。

抽選方法としては、完全に抽選で座席が決まるのではなく、何か所かの候補が抽選で提示された上で、その中から席を選んでもらうような形にしています。

従業員が隣同士で業務をしなければならない場合は、グループ指定の機能も使えるようにしています。

また、座席が特定の場所に集中しないようにするため、そして感染症対策のため、できる範囲で席を空けて候補を提示するようにしています。

― 座席管理機能はどのように利用しているのでしょうか。

例えば本社であれば、フロアの真ん中に大型のディスプレーを置いて、各拠点のらくーざの在席表を表示しています。外出している社員も多いので、だれが出社してオフィスのどの席にいるのか一目で確認できるのがとても便利です。

― らくーざの運用体制について教えてください。

基本的な運用は、拠点ごとの座席表の作成も含め本社で行っていますが、各支店に管理者を設けてトレーニングを受けてもらった上で一部の管理権限を渡すようにしています。

■本社でらくーざを使用する(座席抽選)端末

導入背景 デジタル化を促進してオフィス環境を改善

株式会社東洋アクアテック

経営企画室

室長 ヘザリントン 佑太氏

― 東洋アクアテックで、フリーアドレスを導入した理由を教えてください。

次の4つの目的から、フリーアドレスの採用をトップダウンで行いました。

    らくーざ採用の理由

  • •情報セキュリティ(ISO27001の認証取得:ISMS)の基準対応のためフロアを美化する
  • •ペーパーレス化を促進する
  • •部署を跨いだ交流を活発化させる
  • •オフィスをモダンにして求職者に訴求する

そのため、フリーアドレス化だけでなく、デスクやロッカーなどのオフィス家具を刷新したり、文書を管理するシステムを導入したりもしています。

最初は社員の戸惑いや反発もありましたが、慣れるにしたがってどの目的も達成されつつあるという実感があります。

当社の場合はトップダウンでフリーアドレスを導入することで上手くいきました。

実際、フリーアドレスの導入により、次のような成果が出たという意見が社内から上がっています。

  • •片付けが必要になる紙資料の使用を控えたいという心理が働き、ペーパーレス化が加速した。
  • •口頭ではなくメールでのやり取りが増え、記録が残りやすくなった。
  • •壁面の棚やロッカーが積極的に活用され、書類紛失のリスクが減った。
  • •職場全体で、コミュニケーションが以前よりも活発になった。
  • •無線LANの利用が進み、有線LANの利用に起因するトラブルが減った。
  • •オフィスがきれいになった。今風になった。

しかし、フリーアドレスといっても、各自が自由に座る席を選ぶことができてしまっては結局のところメンバーが固定化してしまい効果が出ないため、これらの目的を達成するために座席の抽選制は必須だと考えました。

その甲斐もあり、部署の異なる社員間の交流が活性化している様子を目にする機会が増えました。

■相模原サテライトオフィスの様子

選定理由 機能や操作性、運用性に優れたらくーざを採用

■相模原サテライトオフィスの、らくーざを使用する端末と座席表を表示する端末

― らくーざを採用した理由を教えてください。

以下の点が、らくーざを選定した際のポイントです。

  • •基本的な座席抽選が搭載されている
  • •機能や操作、そして運用がシンプルで、社内への浸透が容易である
  • •利用状況を簡単かつグラフィカルに確認できる
  • •利用コストが適正である

他に競合となるサービスはあまり無く、らくーざの採用はスムーズに決まりました。

― クラウドサービスであることに不安はありませんでしたか。

NJCネットコミュニケーションズはクラウドサービス専業の会社のためセキュリティに不安はありませんし、離れた拠点でも横展開しやすい。

各オフィスのネットワークだけでなく各自の持っているスマートフォンからも使用でき、サービス自体の運用はNJCネットコミュニケーションズに任せることができるので、クラウドサービスであることに不安はありませんでした。

導入効果 コミュニケーション活性化やオフィス環境改善を実感

― らくーざの導入効果について教えてください。

らくーざによる座席の抽選制を導入したことで、具体的に次のような効果が出ています。

  • •オフィス環境の向上 「その日だけの席」であることから、よりきれいに利用しようとする従業員が増えた。掃除もしやすくなった。
  • •コミュニケーションの活性化 空いた席が有効活用され、部署を跨いだ簡単なミーティング等がスムーズに行われるようになった。
  • •在席座席の向上 座席状況の確認により、他の拠点の出勤状況を確認できるようになった。
  • •ハラスメントやパンデミックへの対策 ハラスメントやパンデミックなどの一時的な対策として、従業員同士の席を離すことができるようになった。
期待・評価 迅速かつスムーズな対応に期待

― 今後の利用拡大の予定などがあれば教えてください。

まだ利用を開始したばかりで大きな不満もなく、具体的な予定はありませんが、抽選の際にその日の気分を選択できる項目があるので、その情報と座席の抽選結果を連動できたりするようになれば、用途はさらに広がるかもしれません。

― らくーざおよびNJCネットコミュニケーションズに対する要望や期待があれば教えてください。

導入前も導入後もスピーディかつスムーズな対応で、NJCネットコミュニケーションズには深く感謝しています。

細かいオプション機能の追加や改善のリクエストを伝えるたびに迅速にご対応いただくことができていますので、引き続きご対応いただければ嬉しく思います。

現在希望しているのは、「人と離れた席」機能と「グループ」機能の同時利用の実現です。

逆に、着席情報のデータを蓄積する既存の機能については、せっかくご実装いただいているにもかかわらず当社側でうまく活用することができていないので、これはもっと活用する余地がありそうです

これからも安定して信頼性の高いサービスの提供と変わらないサポート、そして新しい機能やサービスの提供に期待しています。

企業概要

  • 社名: 株式会社東洋アクアテック
  • 本社所在地: 神奈川県相模原市中央区清新8-9-17
  • 代表者: 代表取締役社長 緒方 哲也
  • 設立: 1995年8月
  • 資本金: 1億円
  • 従業員数: 120名 (2017年2月28日現在、出向者を除く)
  • 事業概要: 水処理プラントの開発、設計、製造、施工、運用、販売 受水槽の更新、補修、点検
    災害対策用資機材の開発、設計、製造、保守、販売
  • サイトURL: https://www.toyoaquatech.co.jp/

*取材日時 2024年12月

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